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2017年1月

2017年1月14日 (土)

北新地ホステス心得帖

大阪の夜の街・北新地のホステスさんがバッグにしのばせているという「北新地ホステス心得帖〜おもてなしの条件〜」を読みました。

心得帖の構成は、

1、美しさの度合いと個性
2、お客様との対応
3、飲み方と飲ませ方
4、座持ちのテクニック
5、同僚からの評判
6、お客様との私的交際
7、貴女自身の私生活
8、経済生活の設計
9、プロとしての資格
10、べからず33カ条

この10項目のなかに、微に入り細にわたりホステスとしての心得が書かれていて、グッと迫りくるものがありました。私が特に印象に残った文章を抜き書きします。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◯美人には2種類ある。黙っていると美人というタイプと、喋り出すと美人というタイプである。黙っていると美人というタイプは、3回で飽きる。

◯手が綺麗であること。手入れが悪いと、現実の生活が見えてしまう。顔や胸は整形できるが、手はできず、年令がハッキリ出る所でもある。

◯お客様の名前は一度で覚えること。一度覚えたら、3年間は忘れぬこと。
覚える工夫としては、

a、繰り返し名前を言いながら話すこと。
b、さりげなく名刺を頂くこと。
c、覚えるまで名刺をしまわないこと。
d、役職名を間違えぬこと。

◯お客様の服装・持ち物について、正確な値踏みができること。そして、それを少々オーバーに評価して見せること。但し、知ったかぶりはいけない。

◯酔った女は面白いが、可愛気はない。女は惚れた男の前(二人だけの)以外は酔わぬが花。

◯貴女自身のことは、訊かれるまで言うな。特に愚痴話は厳禁。

◯言いたくないことは言わなくてよい。しかし、ウソはだめ。

◯どんな些細なことでも、約束は必ず守ること。だらしのないことの代名詞が「水商売の女のような」であることは恥である。

◯お客様のお金だからといって、ムダなお金を平気で使わせないこと。気前のいいところを見せたがるお客様ほど、その使ったお金が幾らだったのか覚えておられるものである。使ったお金が多いほど、別れ話はもつれるものだ。気のない相手には、お金を使わせない配慮が必要。

◯男の最低の姿を見て、すべてを判断するな。男は、その人が思っているほど立派ではないが、ホステスが考えているよりは高級である。

◯商売は派手でも、生活は地味であること。

◯自宅はいつ来客があっても、恥ずかしくないようにしてあること。精神のだらしなさは、部屋の片付けに現れる。

◯食事はなるべく店屋物をとらず、手料理で食事すること。

◯今の収入は、一時的な特殊条件による、異常なものであることを、認識すること。それは主として"若さ"に基因することを忘れないこと。

◯スポンサーの援助を前提とした生活は、思ったより短く、そして必ず破綻がくる。今の彼氏は、貴女が50才になっても、優しく面倒を見てくれるわけではない。もしそうなら、呆れるほど惚れているか、バカであるか、10万人に1人ぐらいの立派な男である。

◯貴女が40才になった時、どうしているか、想像してみること。そして、その時のための準備を、今から心掛けておくこと。誰の力も借りずに、することも大事。多分、誰も助けてくれないだろうから。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

くうううう〜、泣けてきませんか?北新地という魑魅魍魎の世界で生き抜いてきた先輩ホステスから後輩に贈る知恵と真理の数々。親心を感じます。

この心得帖、ビジネスの世界でも応用できるということで欲しがるお客さんが多いらしいです。ホステスさんじゃなくても、普通の若い女性だって役に立つと思いました。

心得帖の全文は以下のオフィシャルサイトのPDFからダウンロードできます。

北新地社交料飲協会のサイト



続きを読む "北新地ホステス心得帖" »

2017年1月11日 (水)

椎名林檎の黒無地

有吉佐和子を再読してるうちに、しばらくおさまっていた着物熱がまたふつふつと湧いてきました。いや、今の状況で着物を着る機会などまったく無いだけ余計に。現実逃避なのかもしれません。

話は年末の紅白歌合戦にさかのぼりますが、東京都庁から中継された椎名林檎のパフォーマンスが本当にかっこよかった。とりわけ度肝を抜いたのが衣裳。驚きませんでしたか? 黒の無地の着物に黒の帯。ありえへん、葬式やんか・・・。衝撃で腰を抜かしそうになりました。



椎名林檎さんのFacebookに紅白歌合戦のお衣裳の解説が載ってました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

紅白歌合戦はその年の最後を祝う歴史ある慶事の場。相応しくあるよう装いました。

●着物 縮緬無地着物
●帯 市松地紋袋帯
●半襟 鶴と唐草刺繍
●守り刀(懐剣)

家紋入りの第一礼装ではありませんが色無地姿で礼を尽くせば、と。今回の装いでは、一点吉祥動物の「鶴」を用いています。長寿繁栄や祝事にかかせない、古来からのモチーフです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エーーーーーッ!!!
エーーーーーッ!!!

確かに色無地のきものは柄ものよりフォーマルだけど、問題は色。和装のルールでは色無地とは「黒以外」の無地のこと。黒一色に染めてしまうのは弔事に着る喪服であり、第一礼装なので五つ紋を付ける。つまり、紋なし黒無地のきものというのは、ありえないわけだよね。無地で着るなら黒一色を避けないといけないし、黒一色にするなら必ず紋を付けないとおかしいというのが、日本の常識。

でもまぁ、椎名林檎さんの場合は芸術表現として、あえて常識から逸脱させて型破りをなさっているのだから、大いにアリだと私は思います。半襟を華やかにして、喪服にならないよう注意深くコーディネートしてますしね。

Facebookの解説を読むと、喪服じゃないかという批判を意識するように「慶事」「吉祥」「長寿繁栄」「祝事」というワードを並べてるけど、ノーコメントでも良かったかも。

これね、なんで私が椎名林檎の黒無地にこだわるかといいますと、うらやましくてしょうがないんですよね。ふっくらとした縮緬の黒無地のきもの、めちゃくちゃかっこいいもん。私も着てみたいよ。どんな色の帯でもキマるよね。

私自身、きものは無地が好きなので「次つくるなら何色にしよう」と考えることがよくあるんだけど、椎名林檎の黒無地きものを見て初めて気付きました。一番着たいのは黒一色なんだと。無数にある素敵な色は実はすべて次点で、本当に私が望んでいるのは黒なんだと。タブーゆえに無意識のうちに選択肢から除外してたんですね。

そんなルールにとらわれずに、椎名林檎さんみたいにもっと自由に着物を着たらいいとは思うんだけど、やっぱり意気地がない私。ネットで画像検索しても、あんまりいないですね、黒一色の人。すごい勇気ある人だと感心してる。

ちなみに1つわからないことがあります。五つ紋の黒無地のきものは帯を華やかに変えれば、裾模様がなくても慶事にも着られるのでしょうか。今の常識ではNGだと思いますが、地方によっては、あるいは昔はどうだったのだろうか。



2017年1月 9日 (月)

お久しぶりです

介護休業に伴いブログも休止中ですが、えらいもので習慣化させてたことをいきなり止めると気持ち悪いです。精神不安になりそうなので、気まぐれですが更新しました。

今の私は親100パーセントの生活でして、病院と買い物以外はずっと家にいます。二人から目を離せなくて私も動けないので、せめて読書に浸っております。




一番好きな小説、有吉佐和子「芝桜」「木瓜の花」を読了したことをきっかけに、この時代の新潮文庫の女流作家作品を制覇できればと。

今読んでもガツーンと脳天を打たれる名作揃いで夢中になっています。あとは親の代わりに植木を手入れしたり、動線確保のために不用品を断捨離(500キロ捨てました)したり。

そんな感じで日々暮らしています。



2017年1月 1日 (日)

新年のご挨拶とお知らせ

2017年、明けましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。おかげさまで穏やかな新年を迎えております。

今年もどうぞよろしくお願い致します。



実は本日より介護休業を取得しております。最長93日間、仕事を休んで両親の介護に専念することに致しました。

勤める職場で介護休業を取るのは私が第一号みたいです。介護離職をしなくてもいいよう取り計らってくれた会社に感謝しております。

つきましては休業期間中、このブログもお休みさせていただきます。時期は未定ですが必ず復帰しますので、その節はまた覗いてやってくださいませ。

皆さまにとっても本年が健康で素晴らしい年になりますよう、お祈りしています。



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