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2017年11月 1日 (水)

漆黒は最後の色

あっという間に11月になってしまいました。今月は父の通院に加え、母の白内障の手術、歯科の通院が加わったので、病院通いの月になりそうです。といっても忙しいわけではないんです。基本、仕事が休みの日は家にいますから。私には出かける自由がないだけ。

自由はないけど家にいて時間はあるから、手持ちの着物や反物をああしたい、こうしたいと構想ばかり考えております。今実行に移す必然性がないので、頭のなかで繰り回すばかりなり(笑)

で、今日考えていたのは、白い袋帯を染める件。もし黒に染め替えたらどうなるんだろう。雲取は銀糸なので染まらないはずだから、喪帯みたいに真っ黒にはならないと思うんですが。



漆黒専門の染め屋さんが京都にあるのを見つけました。料金は衣類の総重量で決めておられるようです。薄手の軽いシャツなど、お安く染め替えられるかも。

京都紋付 御黒染司

悉皆の文字さんのご近所ですね。文字さんが「このあたりは古くから染物の町です」とおっしゃってましたが、なるほど、確かに確かに。

漆黒に染め替える。いいですね。シミや汚れも、黒ならほとんどわからなくなるでしょうし。どんなに濃い色でも、黒には染められますしね。

逆にいうと、いったん黒に染めてしまうと、もう他の色には染められないんですよね?(脱色するとか方法があるかもしれないけど)なので黒は最後の色とも言えます。

有吉佐和子の「芝桜」に、主人公の正子が昔の芸者仲間からもらった高価な白生地を、いきなり黒に染めて着物を誂えるシーンがありました。当時の常識では、白生地はまず淡色に染めて、だんだんと地色を濃くしていき、最後の最後に黒にするのが通例だったようです。それなのにいきなり漆黒に染めるのはたいへんに贅沢なこと。

正子のきっぱりした潔い心意気が描かれて、最高にかっこいいシーンでした。

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