学生時代から知っている男のコ(おじさんですが)が数年ぶりに電話をくれました。いろいろと懐かしい話や同級生のこと、お互いの近況などを語り合いました。そこまでは楽しかったのです。
しかし後半に大喧嘩になってしまいました(泣)。
喧嘩の理由というのはこうです。彼は競馬が好きで、週末のレースには必ず馬券を買うらしく、今年に入ってから大当たりを出してなんと120万も儲けたんだそうです。
「えええ~っ! 良かったねえ! 120万もあったら、奥さんや子どもさんにええもん買ってあげられたでしょう? おいしいもん食べに行った? 貯金だって出来るよねえ。せっかくだから大事にとっておかなきゃね」
と私が言うと、「そんなもん、とっくの昔にあらへん。全部、ない」と彼がきっぱり。
「えええ? どうして? まさかその120万をまた競馬につぎ込んで、全部負けたとか?」
「そうや」
「全部、負けた?」
「そうや」
「120万?」
「そう」
「全部?」
「はい」
「奥さんはなんて?」
「怒っとるよ」
あったりまえやんかーーーーーーーーーーー!!!
思わず私も頭に血がのぼってしまって、
「アホすぎるよ! ほんま、アホ! たまに勝ったからって舞い上がってからに! 自制心はないんか! ギャンブルやめられへんのか! もっと冷静になりいよ! ほんまアホ! 奥さん泣いてるで!」
あげくの果てには、
「ギャンブル弱いくせにギャンブルするオトコ大嫌い! 貧乏のはじまりや! 貧乏人はきらいだ!!!」
と叫んでしまいました。言いすぎた。自分のことを棚に上げて(泣)。
最初は半笑いで聞いていた彼も、最後の『貧乏人』という言葉にカッチーンときたみたいで、
「ほっとけや! おまえには関係ないやろ!」「家にはちゃんとしてるんや!」
とキレてました。
はい、仰せのとおりです。奥さんで恋人でもない私には関係ございません。関係ないのに、そこまで言ってしまったのは、以前こんな会話に遭遇したからかもしれません。
私がギャンブルをやらない理由
まあ、とにかくしばらく彼から電話はかかってこないでしょうね。おせっかいなこと言って今も後味が悪いし、言い方がきつすぎたと反省したり、でもいつか感謝してくれる時が来るかもしれないと自分を慰めたり。
モヤモヤしています(泣)。