着物について

2017年4月28日 (金)

結城紬狂い その3

いつかは憧れの結城紬が欲しい。とっておきの一着を手に入れて、一生大切に着よう。お金を貯めて、できるだけ良い品を、この目で確かめ、実店舗で時間をかけて慎重に選ぼうと考えていました。

それなのに、あっけなくネットショップで買ってしまいました。仕立て上り、未使用、しつけ糸付きの単衣結城紬一万円がなんと半額の五千円だったので安易に飛びついた!(笑)

もちろん証紙は無し。ナンチャッテ結城紬の可能性覚悟の上での購入でしたが、シンプルな地色がとても好きだったのです。サイズも若干裄は短いけど身丈が大丈夫でしたので。



手元に届いてさっそく触ってみました。ん?先日、展示会で触らせてもらった結城と少し感触が違う。なんかこっちのほうが目が粗くて、ゴツゴツしてるような気がしました。飛び柄の白地のなかに赤い椿文が織られていて可愛いくて、どうやら80亀甲のようです。

まぁ、お値段がお値段ですからね。いくら古いお品でも本結城をこの価格では売らないだろうと思いつつ、何カ所か織り糸がループ状に飛び出ていて、いかにも手織りの素朴さが漂ってるんだよね。ひょっとして手織りのB反?だったらいいなと、希望的観測を持っています。

そして、もう少し目が詰まってる感じのものを買ってみようと、こちらの袷を。未使用、しつけ糸付き、サイズも合いましたので。お値段は少し高い。

55歳に梅模様は可愛いすぎると思ったけど、狂ってましたから(笑)。着なかったら、若い女子にもらってもらえばいいかなと。



うん、こちらも詳しい人に見てもらわないと何とも言えないですが、◯◯結城とか、産地が違う結城紬とかもあるみたいですね。そんな気も致しますが、こちらも証紙が無いのでわかりません。



とにかくすっかり結城紬にのぼせ上がっていた私。その頃、会った友達にもどれだけ結城紬が素晴らしいのかを熱く語っておりました。友達は「そんな、一歩間違えると寝間着に見える着物かなんわ、私やっぱりはんなりした京友禅みたいなんがいいわ」と言ってましたが。

私があまりにも「本結城が欲しい。本場結城紬が欲しいねん。でも高いねん」と繰り返すので、彼女がこう言いました。
「ほんなら実際に結城に足を運んでみて地元で探してみたら? 手が届かない高級品も、地元に行けば当たり前にあるので、案外お安く買えるかもよ」

彼女言わく。彼女の故郷が組み紐の産地らしい。全国では希少品として高額で流通している組み紐が、地元では身近すぎて、そこらへんの家にゴロゴロ転がっていると。そんな高く売られてるなんて地元民は誰も思っていないと。
「結城紬もそうなんじゃ?」
「いやまさか。でも、案外そうなのかな?もっとカジュアルな感覚かも?」

結城紬に対して憧れが強すぎるのも、関西からは産地が遠くてなかなか行けないからかもしれません。茨城県、栃木県って、大阪から遠く感じるもん。感覚的には北海道や沖縄より遠い地だもんね。

「そうか、一度産地を訪ねてみたいな。できれば地元で、この目で確かめて買えたらいいな〜」

でもでも、今の私の生活では遠出の旅は絶対に難しい。我慢我慢。寂しいね〜。(つづく)

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2017年4月26日 (水)

結城紬狂い その2

着物好きにはたまらない有吉佐和子の「真砂屋お峰」(まなごやおみね)にも結城紬が出てきます。一見、地味な木綿着物に見せて、実は精緻な手仕事の本結城をさらりと着ているシーンとか。かっこよすぎるではないか!

他の有吉佐和子の作品を読み進めているうちに、わかったことがあるんです。それは小説のヒロインが人生の重要な局面に立ったときに必ず着ているのが結城紬だということ。たとえば人生を賭ける大事な人に会うときとか、大きな交渉事に出向くときとか、決断を迫られ気合いを入れるときとか、あるいは人生の最後にとか。そうかそうか、実は結城紬こそ人生の勝負着物だったんだね!勝負着物といえばゴージャスな紋付き着物だと思い込んでた私は目からウロコが落ちる思いでした。

結城紬、すごーーーーーい!!!
結城紬、かっこいーーーい!!!

思えば今まで会ってきた、たんなる地味な着物を着ていたお金持ちの奥様方は実は結城紬をお召しになってたんだね。見る目が全然なかったから、ちっともわからなかったわ。

しかし現時点でもまだ、結城紬がどんな布なのか、触ったことがなくてわからなかった私。一見、木綿に見えるって、どういうこと? 手触りはゴツゴツしてるのかな、それとも柔らかいのかな。小説だけでは皆目見当がつかないわ〜。

すっかり結城紬に恋い焦がれてしまって、寝ても覚めても結城紬のことが気になって仕方がない。インターネットで結城紬に関する記事を読みまくり、産地、メーカー、証紙の見方などのウンチクだけはマスター。知れば知るほど、結城紬をこの目で見て、できたら触って感触を確かめたくてたまらない!

そんな時、通りかかった呉服屋さんがたまたま催事をやっていたので冷やかしで覗いてみたんです。成人式需要の振袖をメインとしたきらびやかな展示会場の片隅になんと見つけましたわ!結城紬!



もう感激!!!振袖と関係ない客で店側から放置されてたことこれ幸いと、目一杯凝視してきました。しっかり端っこも触らせてもらいました。この感触を覚えておこうと、何度も何度も脳内に叩き込んで。

そっと値札を見ると、ウン十万円。意外に安い。そうかそうか、証紙の色は高機(機械織り)だもんね。それにしても初めて触った感触は、固いということ。まだ糊がついてるから固いんだろうね。以前の私なら、きっと木綿だと思い込んだに違いない。結城三代と言って、親から子、子から孫に受け継がれていくうちに、どんどんしなやかに柔らかくなっていくんだろうね。すごーい!

欲しいな〜。
いつかは欲しいな〜。

そうこうしているある日、ネットショップのサイトを見ていると、仕立て上り、未使用の結城紬が半額になっているのを見つけたのです。(つづく)

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2017年4月25日 (火)

結城紬狂い その1

先日の着付け教室は体調が今ひとつだったので、教室で半衿付けだけしてきました。大型連休のため来週はお休みなので、しばらく着物を着る機会もありません。着てナンボの着物ブロガーなのに、物足りなくてスミマセン。しばらく妄想ブログが続きます。

ところで私、昨年ぐらいまでは実は染め派。染めの着物(やわらか物)しか興味がなかったんです。大島、十日町などの紬も持ってはいたけど、目が行くのは染めの着物ばかり。自分には絶対似合わないけど、志ま亀の小紋とかええな〜♡と思ってました。

ところが今年になって、まるで雷に打たれたかの如く、織り派に転向。しかも結城紬のみ!

結城紬じゃないと着物に非ず!!!

結城紬さえあれば他はもう何もいらない!!!

私が持ってる着物全部あげるから、結城紬くれる人いないかな!!!

と本気で考えるぐらい、結城紬に恋い焦がれ、狂い、熱を上げてしまいました。

なぜ急激に結城紬ラバーになってしまったかというと、有吉佐和子の小説の影響なんです。もともと若い頃から「芝桜」「木瓜の花」が好きだったので、今年になってから有吉佐和子の小説を制覇してみようといろいろ読みはじめたんですね。

和歌山県出身の有吉佐和子は「紀ノ川」「有田川」「日高川」といった和歌山の川にちなんだ三部作を発表しているのですが、実はあとひとつ、川にちなんだ大河小説があったんです。それが「鬼怒川」。



有吉佐和子「鬼怒川」の舞台は茨城県結城市、栃木県小山市の鬼怒川沿いの地域。ヒロインは、戦中戦後の激動時代に翻弄されながら、後に人間国宝になる地機織りの織り手さんです。

本場結城紬のことを本当に良く理解できる作品。糸つむぎ〜絣くくり〜地機織りと、真綿から結城紬が織り上がるまでの全工程を、微に入り細に渡り描写。まるで自分がその場にいて職人さんのお仕事を目の当たりにしているような。厳しい仕事の苦労が伝わってきて息苦しいほどでした。

地機の結城紬ってこんなに手間がかかるんだ・・・衝撃でした。そりゃ高価で当たりまえ!と思いましたもん、このケチな私が(笑)

実はこの作品のテーマは他のところにあるのですが、私自身は今まで知らなかった結城紬ワールドにすっかり魅了され、圧倒され、骨抜きになってしまったのです。(つづく)

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2017年4月24日 (月)

物語性のある帯 八つ橋

先週末から風邪をひいていて、心身ともに弱っておりました。ちょっとしたことでクヨクヨ悩むのも免疫力が落ちてるからかな?

元気を出せ!!!自分を叱咤激励するためにネットで塩瀬のリサイクル名古屋帯を買っちゃった。(マイルールとして着物は増やしたくないけど、帯はOKなのです)

八つ橋という文様だそうです。普通は橋と杜若(カキツバタ)が、セットになってるはずなのに、なぜお花がないのだろう? まさか作者が描き忘れた?

おそらく杜若柄のお着物に合うよう、この帯を誂えはったんでしょうね。



好きな歌舞伎の演目「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)のファーストシーンで、花魁の八ツ橋が、まさに八つ橋の帯で登場します。

絢爛豪華ですね。もちろん橋と杜若の絵柄がセットになってます。



私が買った帯。八つ橋というより、まるで妖怪の一反木綿にも見えます。ゲゲゲの鬼太郎か?(笑)



でもすっきりしていて物語性もあり、とても気に入ってます。花は描かれてないけど、杜若の季節に締めたら粋かもしれません。

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2017年4月23日 (日)

良い顧客でありたいと願うジレンマ

少しでも着物に親しむ時間を持つために、実家の近くの着付け教室に通っています。呉服屋さんが運営している教室なので、そちらで買うことはないであろう私が通ってもいいものか、一瞬悩みました。でも無料ではなく、有料教室なので行くことにしました。

今のところ、商品を無理やり売りつけられるようなこともなく、担当の方もあっさりしたとてもいいひと。いやな思いもなく、楽しくお稽古させてもらってます。すでにバレてるかもしれません、私が買う気ないこと(笑)

でも私も人の子。高価な着物や帯を新調することは出来ないけれど、せめてお直しや手入れ、仕立てぐらいは、そのお店を通してお願いしようと考えていました。

先日、お店で悉皆相談のイベントがあったので、さっそく幾ばくかの着物、帯、反物を持参して行ってきました。着物の裄出し3点、羽織の仕立て2点、松葉仕立てから名古屋仕立てに変えてほしい帯1点です。

もちろん、お店を通さずに悉皆屋さんに直接お願いしたほうがお安くできることは百も承知。しかしながら教室でお世話になってるお店の売り上げに微力でも貢献したいし、担当の人の顔も立てたいと考えていたわけです。

が、悉皆さんに見積もりしてもらった結果は、

着物の裄出し 高っ!!!
羽織の仕立て 高っ!!!

なんと私が想定していた金額の2〜3倍の衝撃価格でした。そんなに上乗せするか〜。

裄出しも羽織の仕立ても、私の予算から大幅オーバーで、あえなく撃沈と相成ったわけですが。

でもね、同席してくれている担当さんの顔を立てて、ひとつぐらいお願いしようと思ったんですね。帯の仕立て替えの見積もりは、裄出しや仕立てに較べたら金額が小さかったし。で、私もホッとしながら、お代金を支払ってきました。これでいい、これもお付き合いのうちだから・・・と自分に言い聞かせながら。

ところが帰宅したあと、ずーっと、心がモヤモヤするんですよね。納得したはずなのに、なんかモヤ〜。

・仕立て替えをお願いして、自動的に洗い張りがプラスされてるけど、あの帯にそこまでお金を掛けるのは本意じゃない・・・。

・本命は着物の裄出し、羽織の仕立てであって、あの帯の仕立て替えはまったく急いでない・・・。

・それに帯の仕立て替えなら、ひょっとしたら頑張れば自分で出来るのではなかろうか・・・。

という三つの考えが同時に浮かび、いよいよモヤモヤが絶頂に達し、お値段にも全然納得してないことに改めて気がついてしまいました。ふと伝票を見るとクーリングオフという単語が目に飛び込んできたので、

思わず勝手に手が動いて、担当さんにキャンセルの電話していました。担当さんは「えーっ」と残念そうな声を上げてましたが、正直に理由を言いました。我ながら勇気ある行動で、モヤモヤが消失してスッキリ。と同時に自己嫌悪。とても落ち込みました。

良い顧客でありたいと願う中途半端なジレンマ(つまり見栄ね笑)のために、かえってお店に迷惑を掛けてしまいました。出来るだけお金をかけずに、呉服屋さんと良好なお付き合いをしたいと願うスケベ心が恥ずかしい。

今もまだ折り合いがつかず引きづっております。ベストセラーの「嫌われる勇気」でも読んでみようかしらん。

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2017年4月19日 (水)

八掛の色 大失敗

先日、教室で白大島を着ましたが、どうにもこうにも気になって仕方ない。この八掛(裾回し)の色が・・・。

年齢的な理由じゃないんです。初老でも赤とか朱色は大いにアリだと思ってます。でも、この着物には全然合ってない。はっきり言ってベタ。表にうっすら朱色が透けてみえるのも不満です。せっかくのスッキリした白大島の持ち味が台無しさ〜。



10年前に仕立てに出した時、「八掛の色はどうしますか?」と訊かれて、迷いなくこの色を選んだ自分のセンスを疑うわ〜。( ̄∇ ̄)

確か、お店の人は「もう少し薄い色で寒色のほうが・・・」と仰っていた記憶がありますが、聞く耳を持たなかったのですね、当時の私は。店員さんのアドバイスをふりきって、強行突破でこの色を選んだっけ(苦笑)。

なぜこの色を選んだかというと、男物の反物だったから、どうしても八掛に女の色気を醸し出したかったんだよね。まさに色気を出してしまったんです。女の浅知恵というやつ?(笑)

それに当時の私は、八掛なんて裏だしそんな見えへんからテキトーでいいとも思ってたような気が致します。

それが大間違いでした!八掛の色しだいで着ていてこんなにテンションが下がるなんて。



そうねぇ、今なら薄い水色、瓶覗とか選ぶかな。あるいは秋冬に着ることを考えて江戸紫とか。店員さんは亀甲と同じ薄いグレーにしたらいいと言ってたけど無難すぎるのでは・・・。

ウキーーーーッ!とにかく八掛の色を変えたい!でも私には先に仕立たり、直したりしないといけない着物がたくさんある。優先順位は低い・・・。

でも真っ先に直すべきはこれなのではないかい? 愛着のある大切な着物なのだから。

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2017年4月18日 (火)

薫風の候をイメージした帯

先日の着付け教室には白大島を持参。薫風の候、五月をイメージした帯を合わせてみました。

まずは端午の節句にちなんで鎧の刺繍が入った名古屋帯を。



地色の薄いグリーンが新緑の季節とリンクしますね。



正面から。わかりにくいけど柄が身体の真ん中に来ないようにずらしてます。偶然の産物ですが(笑)。あと、帯締めの中央をこころもち下げるべきでした。



そしてもう一本は塩瀬の名古屋帯。リサイクルでついにリアルな花の帯をゲットしました!



この花は蘭ですかね? 帯の地色が紫なので、パッと見、菖蒲に見えません? ええ、ええ、見えますとも!(笑)



本当はもう一本、こどもの日をイメージした開き名古屋帯を締めてみたかったのですが時間切れ。なにせ下手っぴぃ〜ですので。衿を多めに抜いてたのに、いつのまにか詰まってるし。

それにしても暑い!汗かきました。白い着物でも袷は袷。もう単衣でも良いよね。年々、単衣のシーズンが前倒しになるような・・・。

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2017年4月17日 (月)

増やさない着物計画

両親が体調を崩したのを機に、2年前に実家に戻り同居してます。職場も実家の近くに変えました。私自身の家はクルマで1時間半ほどの場所に置いていて、行ったり来たりの生活なんです。なので着物を含めた衣料品も実家と自宅の二手に分かれてしまってます。管理しにくい〜。

決してたくさん着物を持ってるわけではありませんが、なにせ二手に分かれているので頭がゴチャゴチャになってます。覚書になるよう、ちょいと書き出してみます。

<着物 袷>
・訪問着 辻が花
・江戸小紋 濃鼠
・江戸小紋 萌葱
・色無地 珊瑚(未着用 染め替えしたい)
・小紋 白(洗い張りか丸洗いして裄出ししたい)
・大島紬 白
・大島紬 藍
・結城紬 ベージュ
・十日町紬 青
・十日町紬 利休茶
・草木染の紬 グリーン

<単衣>
・結城紬 グレー
・ポリエステル小紋 うす紫

<夏物>
・麻の無地着物 ベージュ
・ポリエステル小紋 白地
・絽の付け下げ 水色 (未仕立て)
・紗の着物 濃紺(未仕立て)

<はおりもの>
・白大島の道行
・朱色の道行(裄出ししたい)

<未仕立て>
・黒の羽尺×2(2反で長羽織に仕立てたい)
・黒の羽尺(単衣の羽織に仕立てたい)
・ベージュの羽尺(単衣の羽織に仕立てたい)
・黒の紗の羽尺(夏羽織に仕立てたい)
・雨コート反物 茶色(未仕立て)
・ポリの反物 ブルーストライプ(未仕立て)
・黄色&グレーの着尺(未仕立て)
・ボタニカル柄の着尺(未仕立て)
・刺繍の白生地(未仕立て)

こうやってみるとずいぶん偏ってますね。まとめてみると、

・袷はもう増やさない。
・単衣が少ないが今後単衣を作るなら、阿波しじら等の木綿で。
・はおりものは未仕立ての反物を仕立てること。
・夏物の絽、紗もいづれ仕立てたい。

そして決意表明!

はああ〜、もう買わない、増やさないようにしよう。残りの人生、有るものを十二分に活かして、工夫して、手入れして、トコトン着たおそう!!!

なんで自分に言い聞かせるかというと、通ってる着付け教室が、呉服屋さん系なんですよね。有料レッスンとはいえ、じわじわと誘惑の手が・・・。
ふんばります!(笑)

帯はまたの機会に。

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2017年4月15日 (土)

自慢の帯 威毛錦(おどしげにしき)

ふふふ、タイトルを見て「まさかJガールがあの龍村平蔵の威毛錦(おどしげにしき)の帯を持ってるなんて」と一瞬勘違いした方もいらっしゃったのではないでしょうか。

もちろん違いますよ〜。私が持ってるのはコレ!!!



泣く子も黙る迫力ある美しさの龍村の威毛錦に較べたら、なんて可愛らしいんでしょう。ぷち威毛錦ですね。しかも袋帯じゃなくて名古屋帯。

「矢も通さず万難を排す」という勇ましい願いが込められた武具文様なのに「ぷち」だから、なんか弱そう〜(笑)

でも、すごく気に入ってる自慢の帯です。桜のシーズンの次は、端午の節句ということで、締めるなら今からですね。次のお稽古の時に着用してみます。

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2017年4月14日 (金)

着物のお値段のハナシ

先日の着付け教室では、浴衣のお稽古もしました。文庫結びを教えてもらいましたが、可愛いものですネ。



私が持参した半幅帯は博多献上でした。表裏、どちらの柄を出そうか迷ったので、
「ねぇねぇ、一本独鈷のほうを表にしたほうがいいと思う?」
と隣のおねえさん(生徒)に訊いてみたんです。そしたらそのおねえさんから、
「イッポンドッコって何?」
と逆質問されたので、
「献上柄の一本線が入ってるほうが一本独鈷ですよ。昔、水前寺清子が唄ってたでしょ、いっぽんどっこの唄って」
「ああ、知ってる知ってる」

というようなやりとりがあり、そこから博多献上帯の話題になりました。そこで私が聞かれもしないのにお値段の話をしてしまい、ハナシがややこしくなってしまった( ̄∇ ̄)

「半幅帯ならデパートで2万ぐらいで買えるし、お手頃ですよ」

と私が言ったとたん、彼女の顔色がサッと変わって、

彼女「私、実はこの前、呉服屋で博多献上帯を買ったけど、その10倍したのよ」

私「エッ・・・(絶句)。あ、いやいや、それは半幅帯?」

彼女「ううん、お太鼓結べる九寸だったわ」

私「あっそう。そうよね〜そうよそうよ、九寸だったら、それぐらいするかもしれないわねぇ」(汗)

彼女「でも、デパートなら半幅帯が2万円で買えるわけでしょ?」

私「アタタタ、同じ博多献上でも本場かそうじゃないのもあるだろうし、証紙の色も金とか銀とかいろいろだからねぇ(汗)。あなたが買ったのは、きっと最上級のホンモノの値打ちある博多帯なんでしょう」

彼女「そうなのよ!本場なの!呉服屋さんから、これは凄い帯ですよって勧められて私もすっかり気に入っちゃってねえ!」

私「そうなん? 気に入った帯が買えて良かったねぇ。その帯、私にもぜひ拝ませてほしいわぁ。目の保養させてね!」

彼女「うん!わかった!今度、持ってくるね♫」

はあああ〜。

呉服のお値段って、あってないようなものなんだなと思いました。売り手が買い手を「見て」値段を決めるところがあるんだろうなぁ。その彼女は、この前も本場結城紬を一度に三枚も買ったそうです。そんな人。

仮に私が、彼女と同じ呉服屋さんから同じ博多の九寸を購入していたら、たぶん彼女の半額以下で買っていたと思います。

私自身は適正価格を研究してなるべく底値を狙って買いたいほうだけど(庶民だからね)、必ずしも、安く買えたほうが良い、とならないのが着物の買い物の面白いところ。着物を高く買える器量と財力がある方は(皮肉でも何でもなく)優雅で素敵だと思います。

来世はそんな人になれますかね。

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